本書について
iPodをUSBメモリとして用いてKNOPPIXを起動させるのではありません
iPod本体そのものにLinuxをインストールします。また完全にデュアルブートが可能ですので、従来のiPodの機能もそのままお楽しみいただけます。ITunes Music Storeで購入した曲はさすがにiPodLinuxでは再生できません。
本書はiPodLinuxでのプログラミングのための解説と開発環境の設定(クロスコンパイル環境)が中心です。母艦となるPCは、WindowsとMac OS X、そしてLinuxに対応しています。Windows環境の方のためにきめ細かい作業を可能にするために、付属のCD-ROMにはカスタマイズ版のKNOPPIX、そして日本語化したiPodLinuxインストーラが収録されています。このインストーラーはiPodの機種世代を自動的に探知して適切なバージョンのファイルをインストールします(ただし対応はiPod photo世代までです)。
現在では、videoもnanoもiPodLinuxプロジェクトのサイトで情報を仕入れればインストール可能です。本当はこのページでも補足していきたいのですが、なかなか時間が取れなくて申し訳ありません。
それに加えて本書では純粋にiPodLinuxをインストールして楽しむことだけも可能です。各種のアプリケーションやゲームなどを多数CD-ROMに収録しています。
また、iPodLinux上での漢字対応も重視しています。入力はまったくできませんが、表示に関しては、曲名の表示や、テキストファイル表示の時に漢字表示ができるように修正しています。
・日本語対応テキストビューア(禁則処理表示は非対応です。スミマセン)
・フリ−のフォント8種類56書体を収録。第4水準まで対応のフォントと縦書き表示対策フォントもあります
・音楽再生時の曲名、アーティスト名も文字化けしません
・青空文庫から夏目漱石の「こころ」、岡本綺堂の「半七捕物帳」全話を収録
・フォントフォーマットと作成方法を解説
そんなわけで、With your iPod!
画面例
Windows上のクロスコンパイル環境で実行させた状態です。カラーのiPodを持っていなくても、PC上ではフルカラーの動作をお楽しみいただけます。
本書では綺麗に図版をお見せするために基本的にはiPodのボディはイラストで、液晶部分はエミューレーション画面のスクリーンショットかあるいはデジカメの実写画像をハメコミ合成しています。
目次
第1章
iPodの歴史
1.1
iPodの歴史
1.2
画面サイズについて
第2章
手っ取り早くインストール
2.1
Macintosh(OS X)でのインストール
2.2
Windowsでのインストール
2.3
Linuxでのインストール
第3章
開発環境を整える
3.1
Macintosh(Mac OS X)でのセットアップ
3.2
Windowsでのセットアップ(Cygwin)
3.3
Windowsでのセットアップ(coLinux)
3.4
Linuxでのセットアップ
第4章
podzillaを作ろう
4.1
podzillaのライブラリをビルドする
4.2
Nano-Xをビルドする
4.3
podzillaをビルドする
第5章
iPodLinux探題
5.1
起動(ブート)の仕組み、インストール
5.2
iPodLinuxとは?
第6章
探検podzilla
6.1
podzilla全機能ガイド
6.2
iPodLinuxでもシェルを!
6.3
podzillaの仲間たち
第7章
フォントの作成とpodzillaの日本語化
7.1
フォントの作成
7.2
podzillaの日本語化
第8章
podzilla、再び
8.1
podzilla2の登場
8.2
テキストビューアの作成
付 録
索 引